【NBシリーズ】メカオートの取り扱いについて知りたい
メカオートは、ロータリの自動耕深制御のことで、リヤカバーの動きをワイヤーで昇降用コントロールバルブにフィードバック、機械的に制御する方式です。
後二輪を外し耕うん作業ができるため、枕地いっぱいから耕うんが開始できます。
クッションオートとは、ロータリの下降速度を接地直前に自動減速するメカ式落下調節機構付きの制御装置です。
クッションオートですき始めも安定し、エンストやダッシングが防止できる。
なお、オート耕うんの仕上がりは装着している作業機の調整によっても大きく変わります。
トラクタと作業機の正しい取り扱いで優れた性能を発揮させてください。
■オート耕深レバー
このレバーでオート耕うんの入り切り(耕うん深さの自動設定)が行なえます。
オート耕深レバーを「浅」方向にすると、ロータリの耕深が浅く保持されます。
オート耕深レバーを「深」方向にすると、ロータリの耕深が深く保持されます。
オート耕深レバーを「切」位置にすると、オートが切となります。
作業中、油圧レバーは一番下にしておいてください。
ロータリの上げ下げは、外側の油圧レバー、もしくはポンパレバー(ほ場内作業のみ)で行なってください。
<補足1>
※目盛りは深さの目安として表示しています。同じ目盛り位置でもほ場条件が変わると深さの設定が変わります。
※うねたて作業や片培土作業などロータリカバーを持ち上げて作業を行なうときはオート耕うんが作動しない状態(オート耕深レバーを「切」位置)にしてください。
■ロータリ着脱時の注意(スーパージョイント(S)仕様以外)
ロータリ着脱時には、(3点リンク、ジョイントと共に)オートケーブルの着脱が必要です。
=取付け方=
オート耕深レバーを下げ「切」位置にします。
オートケーブルの先端をピンに差し込み、スナップピンで抜け止めをしてください。
調整金具部を固定金具に固定してください。
<補足2>
※外したスナップピン・ケーブルは紛失したり傷めたりしないように大切に保管してください。
<ご参考1:油圧レバー・オート耕深レバー>
※下図、NB17/19/21/23のMA仕様のイラストになります。
<ご参考2:オートケーブル>
※下図、NB17/19/21/23のMA仕様のイラストになります。