自動耕深制御(オート)のメカオートとマイコンオートの違いは?
■自動耕深制御(オート)とは
自動化装置の総称。
トラクタでは
ロータリ作業時に一定の耕うん深さになるように制御する装置のことです。
1.マイコンオートとは
ロータリの自動耕深制御で、リヤカバーの動きを電気的にフィードバックし、ECUで制御する方式です。
<マイコンオートの例>
1)カバーオート
ロータリカバーの上下動をセンサで感知し、ロータリを昇降させて耕深を自動制御します。
2)Eオート(エンジンオート)
ロータリカバーを上げたままでもエンジン負荷制御により自動耕深制御ができます。
荒おこしやうね立て作業などで威力を発揮します。
3)MCオート(ミックスコントロールオート)
自動耕深制御でロータリカバーの変化を感知するオートに、エンジン負荷の変動にも対応するEオートを
ミックスし、高精度な耕深制御ができます。
4)おまかせMCオート
MCオートと、Eオートの切り替えをロータリリヤカバーでコンピュータが自動的に判断し制御モードをセットします。
2.メカオートとは
ロータリの自動耕深制御で、リヤカバーの動きをワイヤーで昇降用コントロールバルブにフィードバック、機械的に制御する方式です。
<メカオートの例>
1)クッションオート
ロータリの下降速度を接地直前に自動減速するメカ式落下調整機構付きの制御装置です。
後2輪を使用せずに耕深を一定に保つことができるので、枕地いっぱいまで耕うんできます。
また、従来安定しなかったすき始めも、クッションオートでは設定耕深で安定した耕うんが可能となります。