旋回方式ごとの特徴や旋回性能の違いは?
以下に、
トラクタでの旋回方式とその特徴をお伝えいたします。
四輪駆動(4WD)は、旋回時に前輪が後輪に押され、二輪駆動(2WD)よりも旋回半径が大きくなり、隣接耕うんをおこなう場合に片ブレーキを使用する必要があります。
しかし、二輪駆動(2WD)では、四輪駆動(4WD)ほどの大きなけん引力を得ることができません。
倍速ターンとは、クボタが開発した「四輪駆動(4WD)であっても小回り旋回ができる機構」です。
タイヤが一定以上切られると自動的に前輪が後輪の約二倍の速度で回転し、ハンドル操作でタイヤが直進状態に戻ると自動的に四輪駆動(4WD)になります。
AD倍速とは、前述の倍速ターンに「AD(オートディスクブレーキ)機能がついた旋回」です。
旋回時に、後輪内側タイヤに自動的に半ブレーキをかけ、旋回性能を高めています。